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金属用接着剤 Adhesive for metal

 今回は金属用瞬間接着剤「クイックボンドS」について書いてみます。(2014.1.31掲載)
 発端はブルータンクさんのブログからですが、未だに私も愛用しているので少し紹介させていただくことにしました。
 最初にこの接着剤を知ったのは「ミリタリー・モデリング・マニュアル1」(1993年、ホビージャパン)のN・奥野氏の記事からで、古いモデラーであれば覚えておられる人もいると思います。
 エッチングなどの金属パーツをプラスチック製キットに接着するには、瞬間接着剤又はエポキシ系接着剤が一般的でしたので、この接着剤の存在には驚かされました。一般の瞬間接着剤は早く接着できるのはありがたいのですが、パーツの位置決めする時間が欲しいとの思いがありましたし、当時の接着強度は満足ができるものはありませんでした。
 また、エポキシ系接着剤は強度が高く、接着時間が遅いのですが、2液を混ぜる必要があり、そのうえ手に付くネバネバ感が嫌でした。
 この「クイックボンドS」(関西ポリマー研究所製)はシアノアクリレート系で、混ぜる必要がなく、常温で空気中の湿気で反応硬化します。また、中粘度ですが、特徴的なのが故意に接着スピードを遅らせるように調整され、強度も当時の瞬間接着剤よりも強力でした。

 容量は10gで、一般販売用パッケージと業務用の簡易紙箱入りのものがあり、以前は近くのホームセンターや東急ハンズなどでも扱っていましたが、最近はほとんど見かけなくなりました。
 これは接着時間が遅いなど扱いにくく、保管に注意しないと未使用の状態でも注意しないと固着して使えなくなるからだと思います。

 他に模型用の3g?の特製容器が奥野氏のオードナンスモデル(旧パンツァー・コンセプツ)により模型専門店で一時期取り扱っていた記憶があります。
 なお、ボークスから発売されている「瞬間接着剤 高強度タイブ 剛着」は「硬化時間に余裕があり、接着位置を決めやすい」と記載されているため、内容物は「クイックボンドS」と同じものではないかと考えていますが、製造元が明記されておらず、ボークスに問い合わせても不明でした。

 しかし、接着剤が2gの容器3本に入り、3本のマイクロノズルが付属しているため、「クイックボンドS」よりは扱いやすいでしょう。

 さて、私はインスタントコーヒーの空容器に食品に付属している乾燥剤や100円ショップで購入した乾燥剤と一緒に入れて保管していますが、それでも大体2年で粘度が高くなって性能が落ちるため、新しいものに買い換えています。

 なお、店頭で購入する場合はパッケージ裏に製造年月日が記載されているので、なるべく新しい物を買い求めた方がよいと思います。
 主にプラ材と金属材の接着に用いていますが、それでも万全ではないので、真鍮線で補強するなど接着強度を増す工夫をしており、金属同士で強度が必要な場合や接着面が少ない場合は半田付けをしています。
 最近は耐衝撃性に優れた新しい金属用接着剤が発売されると未だに衝動買いしていますが、最終的には使い慣れたこの「クイックボンドS」に戻っています。

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