グリレH型   Grille  Ausf.H

■ 完 成  Finish of paint
▼塗装はⅡ号戦車と同様に、ガイアカラーのジャーマングレー(221)を暗部に塗り、次に基本塗装としてクレオスのガールズパンツァーカラーセット「あんこうチームVer.(CS201)」の大洗グレーⅠ(GPC01)を、明部に同じく大洗グレーⅡ(GPC02)を吹き付けました。

▼グリレH型の車体色といえば、ドゥンケルゲルブ(ダークイエロー)が一般的ですが、ドゥンケルゲルブの本格的導入は1943年2月の通達以降であるのに対し、同車の軍への納品が同年同月からなので、生産当初はドゥンケルグラウ(ジャーマングレー)のままで納品された可能性が高いと思われ、工場での記録写真にもそれが確認できます。

 私は白いステンシル文字のデカールを貼りたかったことや次回作のグリレK型の差別化を図りたいなどの理由から私はジャーマングレーに塗りました。
▼私は履帯や排気管などの一部を除き、あまり汚し塗装は行っていません。

▼装甲板の接合ボルトは油彩によるピンウォッシュのみに留め、あえてボルト部分はあまり目立たせないようにしました。

▼この模型の見所の一つである主砲の上下動のギミックを見てください。

 まずはトラベルロックの解除で、トラベルロックは前に倒れます。
▼実車では主砲が上方への移動に合わせて下部の防盾が連動して上方に移動し、砲の下部を防御しますが、この模型でも再現しています。

▼実車では防盾はこの位置までが限界で、砲はさらに上方に上がります。

▼装甲板上部に溶接留めされている幌取付ベルト用金具や偽装用環状金具はハイライト用にタミヤのライトブルーを塗り、目立たせました。

▼履帯はジャーマングレーを下地にクレオスのウェザリングパステルをタミヤのアクリル溶剤で溶いて塗っています。

▼砲の下部にはパッションモデルズの自走砲/野砲デカールセット(P35D-005)から白字の「braun ark」のデカールを貼りました。

トラベルロックの機構、ノテックライトの配線など見所満載です。
▼車外装備品の木製の柄はクレオスのタン(44)を下地にし、油彩のバーントアンバーとバーントシェンナで仕上げてみました。

▼後部ハッチの装備されているベルトは自作により立体感が増しました。

▼車内前部ですが、たいへんゴチャゴチャしていることが分かります。

▼そこで、主砲を外して見ていただくことにしました。

 記録写真から上を車体色(ジャーマングレー)、下をインテリアカラーと判断し塗り分けました。
▼操縦席周辺です。せっかく通話用の配線を配置したので、操縦手のマイクロフォンとヘッドフォンを置いてみました。

 これらはK59(1120)のヘッドフォンセットを利用しています。
▼砲弾とそのホルダー(固定ベルトを含む)は別々に塗装し、砲弾を上から入れて接着しました。

▼砲弾と薬筒をプラットフォームの上に置いてみました。いずれも精度が高いAFVクラブの真ちゅう製のパーツ(AG35025)を利用しました。

▼戦闘室後部です。無線手を兼務した車長用シートの上にもヘッドフォンを置いてみました。

▼この模型の見せ場の一つである無線機の配線は考証に基づいたものです。

 無線機のパネルは複数の色が確認できますが、明るいRLMグレーにしました。
▼中央のシートは砲手席で、この写真ではかなりスペースがあるように見えますが、主砲を搭載するとかなり狭くなります。

▼実車では砲弾にカバーが掛けられていますが、砲弾を見せるために作例では省略しました。

 この車両は運転席まで外から見えるため、製作には苦労しましたが、これまで製作した中では評判のよい作品となりました。  
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