グリレK型     Grille  Ausf.K

■ 戦闘室の製作(1)  Fighting compartment
○戦闘室前部 Front
▼前部装甲板内側の備品(薬筒収納ケース①、射表パネル②、ガスマスクケース③、照明弾収納ケース④)についてそれぞれ説明します。

▼薬筒収納ケース①はグリレH型の製作でも紹介しましたが、キットのパーツでは奥行きが足りません。

▲薬筒は円筒形なのでケースはAFVクラブのプラパーツ(ア)とグリフォンのエッチングパーツ(イ)の比較でも分かるとおり、正方形のはずですが、キットのパーツ(ウ)は長方形となっており、薬筒が収納できません。
▼そこでプラ板で裏側に厚みを足しました。

▼射表パネル②はグリレK型(6429)のパーツ(Q21)とH型(6470)のパーツ(F21)とを比較検討しましたが、現存車両とは異なるのでプラ板で作り直しました。(作られる方はパッションモデルのデカールに合わせてください。)

▼ガスマスクケース③はキットのものを利用し、取付金具とベルトはエッチングパーツを利用しました。なお、アベールは2組しか付属していないので、不足分はグリフォンのパーツで補充しました。

▼照明弾収納ケース④のパーツ比較で、AはサイバーホビーのグリレK型(6429)、BはタミヤのマーダーⅢM(35255)、CはドラゴンのグリレH型(6470)で、今回はBのパーツを利用し、取付金具はグリフォンのエッチングパーツを利用しました。

▼実車ではガスマスクケースの横には拉縄を通すリング⑤が溶接留めされていますが、キットでは省略されているので真鍮線で再現しました。

○戦闘室左側面 Left side
▼左側面に備品(薬筒収納ケース①、砲弾と砲弾ケース⑥、装填棒⑦、短機関銃MP40⑧)を両面テープで仮留めして紹介します。

▼砲弾ケース⑤の比較で、キットパーツ(R3,R4)は砲弾とケースが一体成形されているので、グリレH型の作例と同様にグリフォンの真鍮製パーツ(L35A043)にAFVクラブのプラ製砲弾を組み合わせたものとしました。

▲なお、実車では布製カバーが付けられていたようですが、作例では省略しています。
▼装填棒⑦は砲弾や薬筒を砲腔内(薬室)に挿入するための木製の棒で、キットでは省略されているので、AFVクラブのパーツ(B24)を参考に真鍮線などでそれらしく再現しました。

▼短機関銃MP40⑧はキットでは取付金具と一体成形され、スリングが省略されているので、アベールのエッチングパーツを利用しました。なお、実車の行軍時はカバーが掛けられています。



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