自走榴弾砲 ヴェスペ 
"Wespe" GeschuetzwagenⅡ
fuer 10.5cm le.F.H.18/2(Sf.)
製作(15)  Model making(15)
車体前部の装備品 Equipment for the front of the hull
●前部牽引フック Front tow hook
 省略されている車体固定用の皿ネジを表現するためにパッションモデルズの「マイナスネジ頭セット(0.6mm径)」(P35-001絶版)を埋め込みました。

●予備履帯 Spare track
 タミヤのキットではA7パーツを指定していますが、旧パーツなのでセンターガイドの凹が再現されていません。大変目立つので、作例では同社の「Ⅱ号戦車A~C型」(35292,35299)から履帯パーツ(A27)を流用ししました。

●予備履帯ラック Spare track rack
 ボイジャーモデルのエッチングパーツに換え、車体取付ボルトはマスタークラブのパーツを取り付けました。

▼実車では2枚の予備履帯を重ねて取り付け、2個の蝶ネジで固定されているので、その構造を再現しています。

▼蝶ネジはドラゴンの「Ⅲ号戦車E型」(6631)の作例で余っていた蝶ネジパーツ(A22)を利用しています。

▼プロトタイプと初期生産車両の一部では標準型とは別の構造の予備履帯ラックが確認できるので記録写真を参考にして自作してみました。

▼このラックはアングル材が用いられ、3個の蝶ネジで固定されているのが特徴です。

●牽引ローブ Towing cable
 旧キットでは省略されていますが、リニューアルキットでは追加されています。記録写真では色々なタイプのものが確認できますが、作例ではⅡ号戦車用のものを想定して、EUREKA XXLの「Towing cable for PzKpf II」(ER-3534)を利用し、ケーブルの0.4mm径銅線は黒染めして牽引フックに固定しています。

車体右側の装備品 Equipment on the right side
●斧 Axe
 他の戦車に装備されている斧と比較して短い柄の斧が装着されています。キットではそれらしいパーツが付属していますが、何か違和感がありました。
▼キットのパーツ

▼調べていたらPANZER TRACTA No.10-1に掲載されている図面に描かれている斧の形状が気になりました。

▲キットのパーツとは違うので、調べてみるとエーデルマンさんの「東部戦線的泥沼日記」の記事の斧にたどり着きました。
▼これがその斧です。図面と同じですよね。(リンク及び写真転載の許可取得済み)

▼この斧は"Klauenbeil"(直訳で爪斧)といい、全長35cm、ブレードの横幅は19cmです。

▲▼刃は付いていないようで、切るのではなく、叩き割るのが目的なようです。

▼斧頭は金槌と釘抜きを兼ね備えており、主に工兵隊などに支給されたようです。

▼作例ではプラ材で自作しました。

●ジャッキ台  Jack block
 マウスモデラーの「ジャッキ台」(mv35-016)に換え、取付金具はボイジャーのエッチングパーツ、蝶ネジは3Dプリンター出力品を使用しました。

●ワイヤーカッター Wire cutter
 キットでは省略されているので、こちらもマウスモデラーの「ワイヤーカッター」(mv35-004)に換えました。
これは、刃が実物同様に薄く造形されているのが特徴です。実物の詳細は「考察雑記帳」の過去記事参照

●ジャッキ Jack
 キットのパーツは現在の水準から見ると物足りなく感じていました。

▼そこで、同型のジャッキパーツを比較しました。

▲①はキットのパーツ(1996年製)、②はタミヤの「ドイツ初期型ジェリカンセット」(35315)に付属するパーツ(2011年製)、③はタスカ(現アスカ)の「ルクス」(タミヤOBの山田氏による設計)のパーツ(2003年製)です。タスカのパーツは以前静岡ホビーショー限定でバラ売りしていたので100円で購入したものです。
 ヴェスペに積載されているジャッキは、接地面が「田」の字のものと、接地面が「口」の字でクランクが折り畳める構造の2種類が確認できました。
▼作例では②を初期型に、③はハンドルを折りたたみ式に改造して後期型に取り付け、取付金具はボイジャーモデルのエッチングパーツ、蝶ネジは3Dプリンター出力品を利用しました。

▼車体右側の装備品の様子 (初期生産車両)

車体右側の装備品の様子(後期生産車両)

車体左側の装備品
 Equipment on the left side

●スコップ Spade
 マウスモデラーの「車載スコップ」(mv35-015)に換えました。実物の詳細は「考察雑記帳」の過去記事参照

●バールとツルハシ Crowbar, Pickaxe
 キットのパーツを用い、クランプはエッチングパーツではなく、他の装備品同様にマウスモデラーの「OVMクランプ後期型」(mv35-002)に換えました。これはレジン製でエッチングパーツのように組み立てる必要がなく、簡単に取り付けることができて便利です。
▼車体右側の装備品の様子

車体後部の装備品 Equipment in the rear
●標桿(測量用ポール) Survezing pole
▼本体は1.0mm径のプラ棒で自作し、キットのパーツでは省略されているヒレを再現し、クランプはマウスモデラーのクランプでは小さいので、アベールのエッチングパーツ(35A93)を用いました。

▼ホワイトを全体に塗装した後にマスキングしてレッドを吹き付けました。キットの説明書に塗り分け指示が掲載されていますが、作例では記録写真を参考に塗り分けており、解釈が異なります。また、先端の地面に突き刺す部分はクレオスのダークアイアン(MC214)で塗った後に磨き、真鍮製の接続部分はゴールドで塗っています。

●車間表示灯 Convoy light
 キットのパーツ(D39)では実感に乏しいので、ディテールアップすることにしました。実物の詳細は「考察雑記帳」の過去記事参照
▼筒型の車間表示灯本体は黒色のレジンキャスト製、そのホルダーは3Dプリンターによるもので、マウスモデラーの試作品です。(製品化未定)

▲上部の雨除けは乗員の乗降用としても用いられており、写真判定からキットのパーツでは小さいので真鍮板で自作し、車間表示灯の取付金具はボイジャーモデルのエッチングパーツにアドラーズネストのボルトヘッドで車体に固定しています。
▼車体後部の装備品の様子


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