38(t)戦車 B型
Pz.Kpfw.38(t) Ausf.B

 製作  Model making(2) 
■車体前部
●車幅灯取付金具
 車幅灯(ポジションランプ、スモールライト)は、夜間、対向車に自車の車幅を知らせる5ワットのランプ(灯火色は白色)は昼間時などには車内に格納されています。この取付金具はA型からG型及びH型車台(グリレ、マーダーⅢ)まで左右フェンダーの最前部に付けられていました。
  キットではフェンダーの4本の補強用リブ(ビート)のうち、外側の1本の先端が短くモールドされ、そのスペースに付くはずの車幅灯取付金具が省略されています。
▼キットのフェンダーパーツ

  エッチングパーツメーカーではこの省略された取付金具のパーツが用意されています。
▼車幅灯取付金具のパーツ比較

  ボイジャー(PE35143)とグリフォン(L35009)のパーツは2つの穴があり、小さい穴は蝶ネジ用で、アベール(35200)も同様に穴がありますが、片方は穴ではなく、凸状になっています。どれが正しいのでしょうか?
▼記録写真から確認できる取付金具

  写真から分かる様にアベールのパーツが正しいようです。現存車両でもこの取付金具が残っている車両は私が確認しただけでも数例しかないので、キットにモールドが省略されいるのは仕方がないのかもしれません。
 そこで、アベールのパーツをフェンダーに接着しました。
▼パーツを取り付けた状態

 なお、蝶ネジパーツは紛失防止のため、この時点では取り付けていません。
 もちろん、単純な形状なので自作可能であり、私はA型とB型ではプラ板で自作しました。
▼B型に取り付けた自作パーツ


 ●反射板(リフレクタ)
 反射板は相手のライトの照射により反射し、車幅灯と同様に対向車に自車の車幅を知らせる目的のもので、左右フェンダーの最前部と最後部に取り付けられ、キットにはそのパーツ(C32, E28)が付いています。
▼キットのパーツ

  しかし、キットのパーツは小さく、ディテールを確認するため、記録写真を参考にしてみました。
▼前部反射板(F型)

▼後部反射板(G型)

 写真では丸い反射板が確認でき、PANZER TRACTSでは前後ともに赤色と解説されていますが、写真を見る限り、前部は白色のようです。
 エッチングメーカーでもこの後部反射板のパーツが用意されています。
▼ボイジャーのパーツはA型で使用

▲A型の後部反射板はフェンダー最後端に取り付けられています。
▼グリフォンのパーツはB型で使用

▲B型の後部反射板はキットでは後部取付位置がフェンダー支持架に取り付けるように説明していますが、これはE型以降の取付位置なので、タボ穴を埋めて正しい位置に接着しています。
▼アベールのパーツはC型とD型で使用

  なお、アベールのパーツだけではディテールが不足しているので、少してを加えてみました。
▼用意したパーツ

▲ボルトはアドラーズネストの「六角ボルトヘッドSSS」(ANE-0012)を使用
▼組み立てた様子

  各メーカーのエッチングパーツはG型を想定しているため、後部反射板のみで前部反射板のパーツはありません。
 そこで、在庫パーツを利用してそれらしく再現しました。
▼A型の前部反射板の位置

▼B型の前部反射板の位置

 前部反射板は戦場では目立つので、故意に外している例が確認できます。(続く)

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