38(t)戦車 B型
Pz.Kpfw.38(t) Ausf.B

製作  Model making(5) 

▼工具などの車外装備品を標準的な位置に取り付けて工作終了。



▼2色迷彩を施し、キットの付属デカールを貼って1940年のフランス戦での第7装甲師団 第25戦車連隊所属の213号車として完成させました。(2020年5月時点)




●製作方針の変更
 私の模型製作スタンスは、車外装備品は標準的な位置に取り付け、全型式の車体を並べてその違いを楽しむのが基本ですが、38(t)戦車の車外装備品位置はB型以降はほとんど変化が無く、型式ごとの車体外観の相違も地味なので、A型からG型までの作品を並べても変化が少なく面白味に欠けると思うようになりました。
 そこで、思い出したのが38(t)戦車は機関室ハッチの構造上、個人装備品等(寝具など)が載せられないので、師団ごとに独自の雑具箱をフェンダーに装着して装備品を収納しているので、それを再現するのが面白いのではと考え、作り直すことにしました。

●第7装甲師団の装備方法の考察と対応
 同師団の記録写真を見て、比較検討した結果、この師団は大きな雑具箱が左フェンダーに、小さな雑具箱を右フェンダーに載せるなど共通した装備方法があることに気付きました。
 このトライスターのキットにはありがたいことに、この大小の雑具箱のパーツなどが付属し、組立説明書には記載がありませんが、同師団の車両を簡単に再現できるので、このパーツを利用することにしました。

●左フェンダーの車外装備品
▼車外装備品を全て取り除き、キットの雑具箱パーツ(F3,F4,F5)にディテールを加えてみました。これが標準的な雑具箱です。

▼しかし、フランス戦時における213号車の雑具箱のフタは上開きではなく、横開きで、ヒンジの位置が異なる同師団でもレアな雑具箱であることが判明したので、雑具箱を作り直しました。

▼作り直した雑具箱

▼左フェンダー後部の様子

▼キットではバールのみを取り付けるように指示されていますが、写真で見る限りでは他のショベル、ツルハシ、オノも3本の革ベルトで固定されているようなので、再現してみました。

 なお、ドイツ戦車の装備品はそれぞれの位置や向きが決まっていますが、38(t)戦車は革ベルトによる固定なので、特に決まってなく、様々な装着例が確認できます。
 また、1941年のバルバロッサ作戦時(ロシア侵攻)においては、この位置に専用のラックを設置して不整地脱出用の角材を積載していました。
▼機関室上部には携行燃料缶(ジェリカン)4本が積載されており、その受け皿は木製で、革ベルトによりジェリカンを固定していることが確認できます。(装備のない車両もある)

 ジェリカンはキットに付属していないので、タミヤの「ドイツ初期型ジェリカンセット」(35315)を利用し、受け皿は0.5ミリ厚のプラ板、ベルトはパッションモデルの「38(t)E/F型用エッチングセット」(P35-152)のパーツを利用しました。

●右フェンダーの車外装備品
▼キットの雑具箱パーツ(F6,F7,F8)にディテールを加えてみました。これが標準的な雑具箱です。

▼左フェンダー同様に213号車は雑具箱のフタは上開きではなく、横開きなので、作り直しました。

▲雑具箱の設置により、この位置にあったジャッキ台が警笛の前に移動し、防滑具(グローサー)収納箱の上に固定されていたジャッキが単独でフェンダー上に移り、ジャッキの固定金具はキットのパーツ(F12)を利用しました。
 なお、ドイツ仕様の斧とワイヤーカッターの装備位置が不明なため、取り付けませんでした。
▼防滑具(グローサー)収納箱はキットのパーツを使用せずにグリフォンのエッチングパーツを使ってみました。なお、ジャッキを取り付けていた上面にはフタが付けられているので、真鍮板で再現しました。(工作終了)


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