38(t)戦車E型 
Pz.Kpfw. 38(t) Ausf.E

 キットとパーツ Kit & parts
 38(t)戦車E/F型の主なキット及びパーツを紹介します。

Pz.Kpfw.38(t)Ausf.E/F(35020)(Tristar)

  トライスターの38(t)戦車シリーズ第1弾として2006年に初めてE/F型が製品化され、Thomas Jenz氏から資料提供を受け、スーパーバイザーとしてC.K.Pat氏が参加して考証面をサポートしています。
 履帯は連結式で「接着しない」と説明書に指示はありますが、外れてしまうのでしっかり接着する必要があります。エッチングパーツとフィギュア、6種類のマーキングから選べるデカールが付属しています。
 このキットの発売は競作の起爆剤になり、その後多くのメーカーが38(t)戦車キットの製品化に参入していきました。

Pz.Kpfw.38(t)Ausf.E/F(80136)(Hobby Boss)

 トライスターの金型を引き継いで2015年に製品化したもので、履帯パーツの成形色が変更され、エッチングパーツは材質が変わり扱いやすくなっています。

Pz.Kpfw.38(t) Ausf.E/F (2 in 1)(6434)(DRAGON)

 2007年に発売されたG型キット(6290)をベースにしてドラゴンの38(t)戦車シリーズ第2弾として2010年に発売されました。
 戦闘室及び機関室内部が再現され、E型とF型のいずれかが選択できます。また、履帯は連結接着式のマジックトラックで、金属製ワイヤーとエッチングパーツ、4種類のマーキングから選べるカルトグラフ社製デカール、第19装甲師団の雑具箱パーツなどが付属しています。

38(t)戦車 カメさんチームver.(GP-2)(PLATS,cyber-hobby)

 アニメ「ガールズ & パンツァー」に登場する車両を2012年にプラッツが製品化したもので、箱絵はアニメ設定のB/C型ですが、中身はドラゴンのE/F型(6434)で、フィギュアも付属していません。(箱の下段に小さく「製品は一部イラストと異なる場所があります。」との表示あり) このキットは翌年再生産され、ゴールドメッキ仕様のキット(GP-2GD)もあります。
 中身のドラゴンのキットは元々初心者向けではなく、アニメに近づけて完成させるにはハードルが高いキットなので、完成を断念して手放したこのアニメキットが中古模型店やネットオークションに多く流れて安く販売されているので、ドラゴンのE/F型キットを安く購入したい人や、紛失・破損・改造用パーツを探している人には使えそうなキットだと思います。ただし、車内パーツやドイツ軍のデカール、エッチングパーツの一部などは付属していないので注意が必要です。

Pz.Kpfw.38(t) Ausf.E/F(01577)(Trumpeter)

 当初、戦車と運搬貨車がセット(01508)で発売されていたものを戦車パーツのみ抽出して、トランペッターが2011年に発売したものです。
 履帯は一部連結式で、最低限のエッチングパーツと2種類のマーキングから選べるデカールが付属しています。パーツを最小限にしたことから組み立てやすく、他のキットに比較して安価(当初税別価格2,800円)なのが魅力です。

Pz.Kpfw.38(t) Ausf.F(6489)(ITALERI)

 老舗のイタレリが旧キット(No.212)を完全リニューアルして2011年に発売したもので、基本的に第19装甲師団所属車両が再現できるように雑具箱とジェリカン(ラックはエッチングパーツ)が付いています。
 履帯は一部連結式で、アルミ製砲身とエッチングパーツ、4種類のマーキング(いずれも第19装甲師団)を選択できるデカールが付属しています。(2021年時点、生産休止)

ドイツ軽戦車38(t)E/F型(35369)(TAMIYA)

 タミヤは2015年に1/48スケールでE/F型(No.83)を発売していましたが、1/35スケールでは足まわりのパーツを既存のマーダーⅢから流用し、第19装甲師団所属車両に特定化して2019年に発売しました。
 履帯は上部の自然なたるみを再現した一部連結式で、エッチングパーツと2種類のマーキングを選択できるデカール、リアルなフィギュア1体が付属しています。パーツが少なくて組みやすく、パーツの合いも良いので初心者向けと言えるでしょう。
 このキットはその内容からイタレリのキット(6489)から多大な影響を受けていることが分かります。タミヤはこれまでイタレリの製品を輸入販売していることから、イタレリの製品と同じアイテムのキットの製品化を避けてきましたが、近年はエレファントやⅣ号戦車F/G型などバッテングが続いており、何らかの方針転換があったと考えられます。

Pz.Kpfw.38(t) Ausf.E/F/G Vol.1-basic set(35200)(ABER)

 ポーランドのアベールがエッチングパーツやレジン製リベットで、トライスターのキットをディテールアップするために2006年に発売されたキットです。当初はトライスター用の表示でしたが、現在の説明書ではトランペッター、イタレリ(リニューアル版)、ドラゴンのキットも対象になっています。なお、Vo.2(35201)ではエッチング製のフェンダーパーツが発売されています。

Pz.Kpfw.38(t) Storage Boxes(35A109)(ABER)

  2006年にアベールが発売したキットで、第7,12,20装甲師団用と思われる3種類の雑具箱とジェリカンラックなどがセットされており、雑具箱のフタを開けた状態やダメージを受けた状態を再現するには便利です。

38(t)E/F型用エッチングセット(P35-152)(Passion Models)

 タミヤのキット(35369)用に開発された製品で、長めのベルトパーツや発煙弾発射機の挽き物パーツなどが付属しているのがセールスポイントです。

Pz.Kpfw.38(t) Ausf.E/F Upgrade Set(PE351083)(Voyager Model)

  タミヤのキット(35369)用に2020年に発売したものですが、元はドラゴンのG型キット用パーツ(PE35143)がベースになっているようです。
 また、この他にフェンダーと雑具箱のセット(PE351082)も発売されています。

 さらに、同社では次の2種類の雑具箱のパーツをドラゴンのG型キット(6290)用に2007年に発売しています。
Stowage bins for Pz.Kpfw.38(t) pattern1(PEA105)(Voyager Model)

Stowage bins for Pz.Kpfw.38(t) pattern2(PEA106)(Voyager Model)


Pz.38(t) Ausf.E/F Engine(3142)(CMK)

 タミヤのキットで省略されているエンジンを含む機関室内部を3D設計によりレジンパーツで再現したキットで2020年に発売されました。なお、2010年にタミヤのマーダーⅢ用に発売された同様のキット(3049)もありました。

Pz.kpfw.38(t)(35047)(BISON DECALS)

  キットに付属しているデカールには満足できないモデラーのために考証に基づく正確な10種類のマーキングをシルクスクリーン印刷による水転写式デカールにして250枚限定で販売していました。(絶版、店頭在庫のみ)

Pz.kpfw.38(t) Befehls & Stabs Panzers(35-C-1247)(STAR DECALS)

 2013年にBISON DECALSから独立したスウェーデンの水転写式デカールメーカーです。(印刷は中国)
 マーキングはよく研究され正確ですが、私が購入した製品は発色が悪くてフィルムは厚みがあり、キット付属デカールより品質面で劣るのに販売価格が高いのが残念でした。
 この製品は1941年から1942年における東部戦線の指揮戦車の7種類のマーキングが収録されています。

Pz.kpfw.38(t) Mid & late war years(35-C-1248)(STAR DECALS)

  第二次世界大戦中期から後期に使用された車両7種類のマーキングが収録されています。

Pz.kpfw.38(t) Op.Barbarossa and Early war years(35-C-1249)(STAR DECALS)

 バルバロッサ作戦と大戦初期に使用された車両5種類のマーキングが収録されています。

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