38(t)戦車E型 
Pz.Kpfw. 38(t) Ausf.E

製作(2)  Model making(2)

■フェンダー前部

●前部反射板
 B型のキットでは付属していた前部反射板がこのF型のキットでは省略されています。そのため、アベールのエッチングパーツなどを利用して自作しました。
 
 取付位置はフェンダー支持架と車幅灯取付金具の間です。

●車幅灯取付金具
 着脱式の車幅灯をフェンダーに取り付ける金具のモールドが省略されているので、アベールのエッチングパーツを接着しました。

  なお、写真の状態では蝶ネジパーツが未接着ですが、組立中に紛失する可能性があるので、塗装直前まで取り付けていません。
●バックミラー
 実車のE型では標準装備ですが、部隊によっては目立つため、取り外している車両が見られます。
 キットにはこのパーツが省略され、製作する第20装甲師団所属車両では取り外しているので、作例では取り付けていません。
●ノテックライト
 ノテックライトの電気コードが省略されているので、銅線で再現しました。
 

■車体上面
●ターレットリングガード
 実車ではE型から砲塔側面板の装甲厚が15mmから30mmに厚くなったことから、そのターレットリングガードの直径も大きくなったと考えられます。特に後部の形状に違いが見られるようなので、記録写真で比較することにしました。
▼C/D型

▲▼機関室上面にかかる部分はつながっており、ボルトを避けるように切り欠けが確認できます。
▼C型(車台番号366)

▼E型(車台番号619)

▲▼ターレットリングガード後部の機関室上面にかかる部分がカットされています。
▼E型(車台番号728)

 しかし、調べていくうちにE型以降のものでもカットされていない車体が確認できました。
▼E/F型 

▲ボルトを避ける切り欠けが大きく見え、過渡期的なものと推察されます。
 さて、キットのパーツ(A-1)を見ると後部がつながっています。

 作例では写真のようにカットしましたが、砲塔を載せると横向きにしない限りは見えないのが残念です。


■車体後部
●マフラー
 1941年3月生産の車台番号624で試験的にマフラーを上方に移動させましたが、それが標準仕様となり、C/D型でも修理においてマフラー位置を高くした車両も見られるようになりました。(渡渉水深能力(800mm)の向上を図ったものと考えられます。)
 キットではマフラーが高い位置への変更後を再現していますが、作例では今後作るF型との差別化を図りたかったので、D型以前と同じ低い位置に改造し、発煙筒ラックや車間表示灯パーツを取り付けるタボ穴をプラ板で埋めました。

 以前から気になっていた排気管はグリレの製作時に余っていたパーツ(B32)を流用し、その基部に厚みが見られるのでプラ板でボリュームを付けました。

●車間表示灯、尾灯
 実車ではE型から車体からフェンダー上に延びた新型支持架に変更されました。
 キットではその新型支持架のパーツ(D-4,D-6)が付属していますが、第20装甲師団所属車両はフェンダー後部に装備品を取り付けていることから、この新型支持架が装着できないません。代わりにD型以前の支持架を取り付けていることが確認できるので、適当なエッチングパーツで支持架を作り、車体上面へは強度を考慮してアドラーズネストの「リベットヘッドM」(ANE-0029)で固定しました。
 なお、車間表示灯は1941年あたりから車体左側に装着されるのが一般的ですが、この師団の記録写真を確認すると右側に装着されているので、そのように取り付けました。

●後部反射板
 実車ではE型からからフェンダー支持架に溶接留めされるようになりました。
 しかし、第20装甲師団所属車両はフェンダー後部に装備品を取り付けていることから支持架に取り付けができず、車体後部の記録写真を見ても取付が確認できないので、作例では取り付けていません。
●防塵カバー
 実車ではE型から泥や砂塵から保護するため、履帯張度調整装置及びエンジン始動用クランク差込口にカバーが設けられました。
 作例ではキットのカバーパーツ(C-5,E-34)を取り付け、留め具はアベールのエッチングパーツで再現しました。

■砲塔関係
●側面下部リベット
 キットではリベットが省略されているので、D型以前の作例と同様に見える範囲で3コだけ追加しました。(ターレットリングガードでほとんど見えなくなりますが・・・。)

●後部リベット
 D型以前の作例と同様に両端のリベットの位置が気になったので、外側に寄せる修正を行いました。

●車長用ハッチ
 キットのパーツでもよいのですが、気になった部分を写真のように修正しました。

 次回は第20装甲師団所属車両の装備品の製作記事をお伝えします。(続く)
 
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