38(t)戦車G型 
Pz.Kpfw. 38(t) Ausf.G

 キットとパーツ Kit & parts
 38(t)戦車G型の主なキット及びパーツを紹介します。

▼PzKpfw 38(t)(212)(ITALAEREI)

 イタラエレイ社(又はイタラエリ社)のヘッツァーのバリエーションキットとして1973年に発売されました。
※型式名は表示されていませんが、外観的な特徴からここではG型として紹介します。
 このキットは足まわりをヘッツァーのパーツと共通化したことから転輪が大きく、無線手用ハッチやターレットリング・ガードの省略、車長用ハッチの向きなどの誤りが指摘されていました。(スロバキア軍のデカールは後に修正したものが付属)

▼Pz.Kpfw. 38(t)(G2102)(Revell)

 イタラエレイ社と業務提携していたドイツレベル社が1974年に発売していたパッケージです。

▼PzKpfw 38(t)(212)(ITALAEREI)

 消費者団体のクレームに対応するため、完成写真を掲載したパッケージに改められました。

▼ドイツ軽戦車プラガ38(t)(No.5)(TOMY)

 トミー(現タカラトミー)がイタラエレリの金型を借り受けて「ファイティングビークルシリーズ」として国内生産し、国内向けに箱絵と組立説明書を独自に製作して販売していました。(後に輸入販売)
 このキットはシリーズ5番目の製品として1976年4月に発売され、国内では入手が困難であったイタラエレイの製品が地方の模型店でも安価(当時価格900円)で購入できるようになりました。
 ちなみに「プラガ38(t)戦車」という表記はこの当時、内外で一般的に用いられていましたが、戦車の開発・生産はČKD社(BMM社)であり、プラガ社はエンジンなどを供給しているだけなので、最近ではこの表記は見られなくなりました。
▼当時の雑誌広告

 ホビージャパン1976年6月号の広告で、「祖国のためでなく」のキャッチコピーや「悲劇の戦車」が日本的で泣かせます。
 なお、この号でカンプの故十川俊一郎氏がキットレビューを担当されていましたが、 キットの誤りを修正するばかりか、フランス戦のB型に改造するなど、当時の私にとっては高レベルな内容でした。
 また、同誌1976年3月号にて三土会(サンド会)の高荷義之氏がキットの修正点や車体について図示して解説されていますが、現在でも色褪せない内容で驚かされます。

▼PzKpfw 38(t)(212)(ITALERI)

 1980年に社名を「ITALAEREI」(イタラエレイ)から「ITALERI」(イタレリ)に変更したことによりパッケージの社名が改められました。
 社名変更の理由は業務提携していたアメリカのテスター社から「社名が発音しずらい」とのクレームがあったことが要因という説があります。

▼Pz.Kpfw 38(t) Ausf G Light Tank(G3540)(MAQUETTE)

 初めてG型の表示で、1999年にマケットから発売されました。このキットのランナーには「VM Co Ltd」とモールドされていることから、VMモデルが製作した金型であることが分かりますが、VMモデルから実際に発売されていたかは不明です。(以下「マケットのキット」として表記)
 このキットには第20装甲師団仕様のような雑具箱と第12装甲師団が装備していた発煙弾発射機が含まれていました。

▼Pragu PzKpfw 38(t) Ausf.G(035017)(ALANGER)

 中身はマケットのキットと同じで、デカールはALANGER社が製作していたものが付属しています。

▼PzKpfw 38(t) Ausf.G(35003)(ARK Models)

 2009年に発売され、中身はマケットのキットで、デカールはALANGER社が製作していたものが付属しています。

▼PzKpfw 38(t) Ausf.G(35145)(EASTERN EXPRESS)

 2010年に発売され、中身はマケットのキットと同じですが、デカールはEASTERN EXPRESS社が独自製作していたものが付属しています。 

▼PzKpfw 38(t) Ausf.G(3540)(MICRO SCALE DESIGN)

 2012年に発売され、中身はマケットのキットと同じで、デカールはALANGER社が製作していたものが付属しています。

▼PzKpfw.38(t) Ausf.G / Pz.BfWg 38(t)Ausf.G (35022)(Tristar)

 トライスターのE/F型(35020)のバリエーションキットで、ドイツ車両研究の第一人者であるThomas Jents氏とC.K.Pat氏の協力を得て、2006年に発売されました。履帯は連結式で、指揮戦車用のフレームアンテナと2種類の雑具箱(第19と第20装甲師団のもの)、 6種類の部隊を再現するためのデカールが付属しています。

▼PzKpfw.38(t) Ausf.G(80137)(HOBBY BOSS)

 トライスターの金型を引き継いで2015年に発売されました。

▼PzKpfw.38(t) Ausf.G w/Interior(6290)(DRAGON)

 ドラゴンの38(t)戦車シリーズの第1弾で、トライスターのキットに影響を受けて2007年に発売されました。履帯はマジックトラックで、砲塔や車台などはスライド金型により一体成形されているので、組み立ての必要はありません。また、インテリア(戦闘室及び機関室)が再現され、6種類の部隊を再現するためのデカールが付属しています。

▼STANDARD TRACK & ROAD WHEEL SET FOR PANZER 38(t)(3813)(DRAGON)

 1993年に発売されたKIRINのグリレH型(28003)の転輪と履帯パーツのみを1994年に発売にしたもので、当時はイタレリやマケットのキットの修正パーツとしてこだわりが強いモデラーから支持されました。

▼PANZER 38(t)(ATL-13)(Friulmodel)

 ハンガリー製のメタル製履帯キットで、ワイヤーで連結します。国内では1995年にドナルド?が輸入販売したのが初めてで、メタル製起動輪が付属しています。

▼プラガ38(t)戦車、系列自走砲用履帯(SK-30)(MODELKASTEN)

 可動式プラキットで、イタレリやマケット製キット用に1997年に製品化されたものですが、これらのキットに取り付けるには起動輪と誘導輪を加工する必要があり、タミヤのキットに履かせる場合は付属のスペーサーを挟まないと取り付けられません。ただし、トライスター(ホビーボス)やドラゴンのキットには問題無く取り付けが可能です。このキットのパッケージ写真は少なくとも3回変更され、現在販売されているものは、内容物の見直しにより最初の物に比べて箱の大きさが約半分になっています。

▼38(t)戦車、系列自走砲用スプロケット&アイドラーセット(A-9)(MODELKASTEN)

 イタレリやマケット製キットにモデルカステンの履帯を容易に履かせるため1998年に発売されたもので、インジェクション・プラスチック製の起動輪と誘導輪(それぞれ前期型と後期型のいずれかを選択化)と誘導輪用アームがセットされています。

▼PzKpfw 38(t) Tracks and Wheels Set(35005)(MICRO SCALE DESIGN)

 マケットのキットのうち、転輪と履帯のパーツのみを2012年に発売しました。

▼Pz.38(t) Late(MTL35058)(Master Club)

 ロシア製のレジンピンで連結するメタル製履帯キットで2019年に発売されました。同社ではA型からD型まで用いられた初期型履帯を販売していることから「Late(後期型)」と商品表示しています。

▼Pzkpfw 38(t) Ausf.G(PE35134)(Voyager model)

 ドラゴンのG型(6290)用に開発されたエッチングパーツ(金属製砲身付き)で、2008年に発売されました。

▼Pz.kpfw.38(t) Ausf.G Exterior(L35009)(Griffon model)

 ドラゴンのG型(6290)の外観のデイテールアップ用に開発されたエッチングパーツで、金属製砲身が同包されています。

▼Pz.kpfw. 38(t) Ausf.G Interior(L35010) (Gfiffon model)

 ドラゴンのG型(6290)の戦闘室内のデイテールアップ用に開発されたエッチングパーツです。

 A型〜D型のキット&パーツの紹介はこちら
 E/F型のキット&パーツの紹介はこちら

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