38(t)戦車S型
Pz.Kpfw. 38(t) Ausf.S
第19装甲師団 第27戦車連隊
Pz.Rgt.27 of the 19. Pz.Div.

完成  Finish of paint 
 S型の作品では1941年10月のタイフーン作戦時における第19装甲師団の第21戦車連隊(第Ⅱ大隊第5中隊)所属車両を再現してみました。

▼塗装設定はドゥンケルグラウ単色で、塗料はAKインタラクティブ・リアルカラー「DUNKEL GRAU - DARK GRAY RAL 7021」(RC057)を吹き付けました。


▼履帯はモデルカステンの連結式可動履帯(SK-30)を履かせ、塗装はタミヤのラッカー塗料「ダークアイアン」(LP-54)を吹き付けて乾かした後、タミヤのアクリル塗料の「バフ」(XF-57)と「フラットアース」(XF-52)で塗った後、半乾きの状態で無水エタノールでアルコール落としで仕上げてみました。

▲第5中隊では車体前部に増加装甲を兼ねた予備履帯を装着しているのでモデルカステンの履帯を取り付けました。

▼実車ではリーフスプリング(板バネ)を中央で束ねる保持具にスリットが設けられている例が確認できるので、パーツA23を選択しました。
 ドラゴンの38(t)戦車系列のキットは転輪の間隔に問題があり、特に第2と第3転輪の間隔がトライスターやタミヤのキットと比較して約1ミリ狭くなっていると指摘されていますが、グリレH型と同様に今回の作例でも修正していません。次回作では挑戦したいと考えています。

▲フェンダー上の大型雑具箱はプラ板で自作し、師団マークは写真では泥で確認できなかったので、デカールを貼りませんでした。

▼砲塔番号は、SATR DECALSの「Pz.Kpfw.38(t) Op.Barbarossa and Early war years」(35-C-1249)のデカール(D1)の「125」を並び替えて「512」にし、砲塔後部の数字は小さいので上下を切り詰め、塗装でステンシル文字を再現しました。
 なお、国籍マークも同じSATR DECALSのD2を利用しました。

▲「512」号車のような白いステンシル文字の砲塔番号は、記録写真では「502」号車や「523」号車で見られます。
 F型の作例でも紹介したように第5中隊の砲塔番号は白フチの赤色が一般的ですが、百の位の「5」のみが白フチの赤色で、その他の数字は白フチという事例(525,535)も確認できます。
 当初は小隊ごとの特徴ではと考えたのですが、比較検証してみるとこの仮説は成り立たず、3つのパターンがあるのは1941年8月の大隊の改編により、既存の第5中隊とは異なる字体の砲塔番号が生まれたのではと推測しています。 (奥が深いです・・・)

▼ジェリカンはドラゴンのⅠ号戦車に付属していたパーツから流用し、車体後部の工具類(ハンマー、ショベル、ツルハシ)はF型の作例を参考にして取り付けました。


 ▼キットのマフラーは短いので、1ミリ延長し、履帯調度調整装置などの保護カバーを取り付けました。

▲牽引ケーブルはキットにも付属していますが、作例ではユウリカXXLの「Hetzer & MarderⅢ」(ER-3535)を利用し、後部牽引フックに巻き付けました。

▼警笛はデイテールアップし、予備履帯とワイヤーカッター、斧のパーツはF型の作例を参考にして取り付けました。


 ▼S型はドラゴンのみが発売している唯一のキットですが、余程のマニアではないとその違いが分からない型式で、よく製品化してくれたと感心しながら作りました。(2021年5月完成)


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