今年のモデラーズクラブ合同作品展に向けて製作した作品の3回目は38(t)戦車です。
タミヤから昨年、E/F型が発売されたことから製作することに決めたもので、E/F型は多くの人が製作されていることから、敢えてA型とB型を作ってみました。
B型についてはガルパンで一躍有名になりましたが、模型誌などの製作記事はいずれもアニメの設定に近づけるように修正するものばかりで、参考になるものがありませんでした。
この車両は1940年のフランス戦などの西方戦役において、主力戦車として期待されていたⅢ号戦車が開発途上であったことから欠かすことがない存在であり、コレクションの1つに加えたいと以前から思っていました。
1/35スケールでは2007年発売のトライスター(現ホビーボス)とマケットのキットのみですが、トライスターのキットは先に発売されたE/F型と部品共用しているため、いくつかの修正点があるので、手を加えてみました。
・履帯を初期型に変更
・誘導輪を初期型に修正
・懸架装置を初期型に修正
・車体側面装甲板の接合位置の修正
・バンプストップの廃止
・牽引ケーブルの追加
・前部反射板の追加
・個人的好みで初期型尾灯に変更 など
製作してみて他のメーカーがB型を販売しないのはE/F型とは足まわりなどが異なり、開発費がかさみ、費用対効果が期待できないからだと理解できました。
塗装は2色迷彩とし、1940年のフランス戦を想定しました。
E型のドンケルグラウ(ジャーマングレー)はいつもの明るいクレオスの大洗グレーで、ドンケルブラウンはリアルカラーのRC56としてみました。
部隊マーキングはキット付属のデカールを利用してロンメル率いる第7装甲師団第25戦車連隊とし、同部隊で見られる機関室上部の識別用白帯を塗装で表現しました。
なお、装備品の位置などが実車とは異なりますが、これは私の製作スタンスなので、ご理解願います。
展示会のように直接会って話はできませんが、これをネタにコメントなどを掲示板にていただけると私のモチベーションが上がり、助かります。
次回は38(t)戦車A型で、このB型から改造してみました。※掲載は6月12日(金)の予定