小型指揮戦車
Kleiner Panzerbefehlswagen

 製 作 Modeling
 
 次の指揮戦車の4タイプを製作しています。
 ●第1生産シリーズ
  1.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg

 この車両の正式名称は小型指揮戦車第1シリーズ(1.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg.)で、Ⅰ号戦車A型を母体とした軽(無線)戦車の後継車両として開発され、エンジンはクルップ製M305空冷エンジンから協力なマイバッハ製NL38Tr液冷エンジンに変更されました。
 機関室及び車体後部はA型からB型への過渡期的な特徴を持ち、足まわりはB型の特徴を備えています。
 この車両は25両が生産され、1936年7月又は8月に納品されています。

 ●第2生産シリーズ(初期型キューポラ装備)
    2.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg(First model cupola)

 この車両の正式名称は小型指揮戦車第2シリーズ(2.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg.)で、車台はⅠ号 戦車B型と共通の5aシリーズ(5a.Serie/La.S.Fahrgestell)が使用され、1936年10月から47両が納品されています。
 また、1938年には車長の視察能力強化のため、キューポラ(司令塔)が増設されました。

 ●第3生産シリーズ(後期型キューポラ装備)
    3.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg(Second model cupola)

 この車両の正式名称は小型指揮戦車第3シリーズ(3.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg.)で、車台は指揮戦車専用の7aシリーズ(7a.Serie/La.S.Fahrgestell)が使用され、1937年4月から112両が納品されています。この第3シリーズの外観的特徴としては、戦闘室側面の増加装甲板の廃止があります。
 なお、作例では1938年から増設されたキューポラ(司令塔)を装甲厚が強化され、背が低くなったものを選択しました。

 ●第3生産シリーズ(増加装甲付き熱帯地仕様)   
  3.Serie/Kl.Pz.Bef.Wg(Tp)
 熱帯地仕様は北アフリカ戦線向けにエンジン点検ハッチとラジエター点検ハッチに開口部を設けるなどしてエンジンの冷却機能を高めた車両で、指揮戦車では1940年12月に11両の改修が指示されましたが、実際の改修台数は不明です。
 また、第3シリーズの生産後期においては、歩兵への防御対策として戦闘室前部左側と後部右側にピストルポートが新設されました。
 なお、小型指揮戦車の中にはフレームアンテナが設置されている車両の記録写真が残されていますが、これは現地改修されたものであり、量産品ではないようです。
 さて、作例では英国のボービントン博物館に現存されている車両を参考に、車体前部に増加装甲板がボルト留めされた車両とし、他の作品との差別化を図るために発煙筒ラックを装着しました。


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