II号戦車 A,B型
Pz.Kpfw.II Ausf.A, B
完成 Finish of paint
A型(タミヤベース)
 大戦初期は3色迷彩からドゥンケルグラウ(ダークグレー)とドゥンケルブラウン(ダークブラウン)の2色迷彩に変更されたことから、これを再現します。 ▼ドゥンケルグラウ(RAL7021)はタミヤの「ジャーマングレイ」(LP-27)を基本色とし、暗部はクレオスの「ジャーマングレー」(40)、明部はクレオスの「大洗グレー」で塗装しました。

▼ドゥンケルブラウン(RAL7017)はリアルカラーの「デュンケルブラウン・ダークブラウン」(RC056)を吹き付けました。

▼マーキングは1939年9月、ポーランド戦における第5装甲師団 第15戦車連隊所属車を再現しました。

▲元ネタはベテランモデラーには懐かしい「Panaer Colors Ⅱ」(Bruce Culver著、1978年刊)で、有名なマーキングです。
 ポーランド戦時は師団マーク制定前のため部隊ごとの特徴が少なく、マーキングの選定には苦労しますが、以前から気になっていた部隊だったので再現してみました。
 デカールはドラゴンの「Pz.Kpfw.Ⅱ Ausf.C mit Zussatzpanzer」(6432)から流用しました。
 この元ネタの車体は跳弾板付きのB型ですが、ドラゴンのキットはキューポラ付きで元ネタの車体とは異なり、作例の車体もこのマーキングでは考証的には問題がありますが、個人的な嗜好で選定しました。
▼車体前部は最終減速機内側や牽引フック、牽引ケーブルなど手を加え、フェンダーの滑り止めもエッチングパーツに換えたことで実感が出ています。

▲ 前照灯はクリアパーツに換え、ライトレンズは塗料が付かないようにマスキングした上で塗装しましたが、カーモデルのような仕上げになりませんでした。 埃っぽいAFVではライトレンズの表現はこのようなものかなと感じています。

▼2cm戦車砲(機関砲)の砲身はローレット加工という滑り止めが2本施されているので、塗装で再現することにしました。

▲砲身本体とMG34機関銃はクレオスの「ダークアイアン」(214)を塗り、ステッドラー(STAEDTLER)2B鉛筆で金属的な表現を出してみました。
 砲身の滑り止め部分は対象以外をマスキングした後に「フラットブラック」にクレオスの「フラットベースあらめ・ラフ」(188)を加えて吹き付けて、表面の違いを出してみました。

▼このアングルでは自作した対空機関銃架が見ていただきたいポイントですが、塗装すると全く目立たなくなりました。

▼尾灯は車体色に塗装後に、3Dプリンターで自作したクリアパーツの特性を生かしてレンズ部分をシンナーで塗料を拭き取り、タミヤエナメルの「クリアーオレンジ」(X-26)と「クリアーレッド」(X-27)を該当箇所に塗りました。

▲クリアパーツに置き換えたことで、レンズの透明感が出せたのではと感じました。(2024年完成)

B型(ドラゴンベース)
 この作品もドゥンケルグラウ(ダークグレー)とドゥンケルブラウン(ダークブラウン)の2色迷彩としました。
▼ドゥンケルグラウ(RAL7021)はクレオスの「ジャーマングレイ」(514)を基本色とし、暗部はクレオスの「ジャーマングレー」(513)、明部はクレオスの「ジャーマングレー」(515)で塗装しました。

▼ドゥンケルブラウン(RAL7017)はリアルカラーの「デュンケルブラウン・ダークブラウン」(RC056)を吹き付けました。

▼マーキングは第7装甲師団 第25戦車連隊所属車を再現しました。

▲デカールはトライスター(ホビーボス)の「38(t)戦車B型」から流用しました。

▼1940年になると師団マークが制定され、国籍マークも白十字から師団ごとにデザインされたものに変更され、同師団では細い白フチ付きの黒十字が描かれました。

▲この元ネタ写真は複数ありましたが、第7装甲師団の特徴でもある白フチ付きの赤字が描かれていないので、西方戦役前かもしれません。

▼第7装甲師団では対空識別用に機関室上面に白帯を塗っていたので、マスキングしてクレオスの「灰色9号」(97)を吹き付けました。(2024年完成)


【補足】
▼増加試作c型を完成させた時は国籍マークのみだったので、師団マークと砲塔番号を加えてみました。

▼1939年のポーランド戦において師団マーク(?)が確認できたのは第4装甲師団第35戦車連隊で、1940年から別のマークに変更されています。

▼師団マークはタミヤの「Ⅱ号戦車C型(ポーランド戦線)」(35299)のデカールで、戦闘室前部の他、砲塔後部にも確認できたので、貼ってみました。

▲元ネタの車体はc型(車台番号22014)で砲塔番号は512ですが、数字を寄せ集めて513にしました。



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