Ⅲ号戦車A型
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 Ⅲ号戦車A型の完成  Finish of paint
  増加試作型であったA~D型は戦車不足を補うため、1939年のポーランド戦において部隊配備がされており、それを再現することにしました。

▼塗装設定はドゥンケルグラウとドゥンケルブラウンの2色迷彩とし、ドゥンケルグラウ(ジャーマングレー)は2018年に発売されたクレオスのジャーマングレーの新色3色を試し、ドゥンケルブラウンは明るいジャーマングレーに合わせてウッドブラウン(43)を使用してみました。

▲クレオスの新ジャーマングレーの513は陰色、514は青みのある色調の基本色で、515は退色及びハイライト用として調合されているようです。
▼マーキングはポーランド戦の記録写真を参考に白十字のみとし、デカールは他キットから流用しました。

▼1937年7月12日付け陸軍通達第340号では2色の境界はボカシとし、ドゥンケルグラウは3分の2、ドゥンケルブラウンは3分の1の比率で塗装し、ハケ塗りではなくスプレーガンの使用が推奨されたようです。作例ではいろいろな作例や塗装見本図で見られる2色迷彩パーターンを参考にして色のバランスを考えて吹き付けてみました。

▼フェンダーの滑り止めはⅠ/Ⅱ号戦車で採用されていた編み目状(菱形)であることが記録写真で確認され、キットもそのようにモールドされています。しかし、その記録写真を見る限りでは「ドット状ではないの」と見間違うほど目が細かく思いました。

▲マッドフラップ用のストッパーは組立説明書とは異なり、記録写真を参考にしてフェンダー支持架に付け、車載機関銃は真鍮製のアドラーズネスト製を黒染めした後に磨いて取り付けました。
▼キットの牽引ケーブルのパーツはトホホな出来なので、KARAYAの0.6mm径の銅線パーツを黒染めして取り付け、先端のアイ部分はドラゴンのⅢ号戦車の不用パーツから流用しましたが、こうしてみると大きいのでEUREKA XXLのレジンパーツにすべきでした。

▼ジャッキのハンドルは自作し、E型などと同様にフェンダーに取り付けた状態にしてみました。

▲消火器のラベルはⅠ号戦車の製作時に自作したデカールを貼りました。
▼履帯はジャーマングレーを下地にクレオスのウェザリングパステルをタミヤのアクリル溶剤で溶いて塗っています。

▲私は履帯や排気管などの一部を除き、あまり汚し塗装は行っていません。
▼車体後部の履帯張度調整装置の詳細は分からないのでキットのままとし、牽引フックに付く紛失防止用のクサリは他キットのエッチングパーツを利用しました。

▲マッドフラップのストッパーはドラゴンのⅢ号戦車から出る不用パーツに真鍮線を通して長さを調節して取り付けました。
▼車外装備品の木製の柄はクレオスのタン(44)を下地にし、油彩のバーントアンバーとバーントシェンナで仕上げてみました。

▼装甲板の接合ボルトや溶接跡は油彩によるピンウォッシュのみにとめ、あえてボルト部分はあまり目立たせないようにしました。

▼アンテナケースはプラ板を自作したもので、ジャッキ台に前に装着されている履帯用連結工具はアベールのエッチングパーツに換えています。

▼ライトは個人的な好みでカバー無しとしています。

  このキットは作りにくいので初心者向きとはいえませんが、プロポーションがまずまずなので、ドラゴンなどのパーツを流用して手を加えれば良い作品ができる素材だと感じました。

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