Ⅲ号戦車B型
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Ⅲ号戦車B型の完成 Finish of paint 
 増加試作型であったA~D型は戦車不足を補うため、1939年のポーランド戦において部隊配備がされており、それを再現することにしました。

▼塗装設定はドゥンケルグラウのみとし、塗料は2018年に発売されたクレオスのジャーマングレー(ドゥンケルグラウ)の新色3色を使用してみました。

▼当時はドゥンケルグラウとドゥンケルブラウンの2色迷彩が標準でしたが、ポーランド戦時はドゥンケルグラウのみの車両が多かったようです。

▼クレオスの新ジャーマングレーの513は陰色、514は青みのある色調の基本色で、515は退色及びハイライト用として調合され、カラーモジュレーション塗装を試してみました。

▼マーキングはキットのデカールをそのまま利用し、1939年9月のポーランド戦を設定しました。

▼こちらの写真がデカールの元ネタと思われ、白十字より砲塔番号の色が暗いことから黄色だと判断されたようです。よく見ると2色迷彩にも見えます。

▼それでは各部を見ていただきます。

▲ここの見せ場はエッチング板で再現したドット状のフェンダーの滑り止め、電気コードを真鍮線に換えた車幅灯、手を加えたマッドフラップとストッパーなどです。
▼対空機関銃架は固定用レバーなどティテールを加えました。

▲薄い装甲板を表現するために溶接跡は全てそれらしく再現しました。
▼機関室上部グリルの仕切り板はプラ板で作り直し、牽引ケーブルはKARAYAの0.6mm径の銅線パーツを黒染めして取り付けました。

▲ジャッキや消火器は他キットから流用し、消火器にはⅠ号戦車の製作時に自作したデカールを貼りました。
▼Ⅲ号戦車の開発での課題の1つに機関室の効率的な冷却があり、そのため、機関室上面には多くのグリルが設けられ、大形の消火器が2つ積載されました。

▲A型では車体後部のマフラーの奥にも排気口があることが確認できますが、B型のキットにはその排気口が見当たりません。しかし、機関室後部は量産型と同様に少しオーバーハングした形状になっており、私は暖気を排出するための形状だと考え、遊びで排気口を再現してみました。もちろん、展示においては全く見えませんが、作者だけの密かな楽しみでもあります。
▼車外装備品の木製の柄はクレオスのタン(44)を下地にし、油彩のバーントアンバーとバーントシェンナで仕上げてみました。

▲私は履帯や排気管などの一部を除き、あまり汚し塗装は行っていません。
▼装甲板の接合ボルトや溶接跡は油彩によるピンウォッシュのみにとめ、あえてボルト部分はあまり目立たせないようにしました。

▲履帯はジャーマングレーを下地にクレオスのウェザリングパステルをタミヤのアクリル溶剤で溶いて塗っています。
▼車載機関銃は真鍮製のアドラーズネスト製を黒染めした後に磨いて取り付けました。

▼このキットは作りにくいので初心者向きとはいえませんが、プロポーションがまずまずなので、中級以上の方は挑戦してみる素材だと感じました。(2019年5月完成)


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