グリレK型     Grille  Ausf.K

■ 装甲板の製作  Armor plate
 マーダーⅢM型ではボルト接合の初期型と1943年12月から採用された溶接接合の後期型が存在しますが、本車では溶接接合が標準です。(ボルト接合は6両存在したという改修車両あり)

▼装甲板は当初真鍮板への変更を予定していましたが、薄く成形されているキットのパーツでも問題無いと判断し、さらに薄く削りました。

▼キットの接合部分はボルトであり、ナットではないため、マスタークラブの0.7ミリ径のナットパーツ(a hexagon nut MC435054)に変更することにしました。

▼前面装甲板の裏側にナットパーツを接着しました。

▼前面装甲板の内側に付く装甲板(M4とM7)は現存車両の写真と比較して長さが足りないようなので、プラ板に置き換えました。

▼左側の装甲板は薄くし、底板パーツ(M3)は厚いのでプラ板に置き換えました。

▼左側の装甲板の接合ナットもマスタークラブのパーツに変更し、省略されている溶接線はボイジャーモデルのエッチングパーツ(前の作品で余ったもの)で再現し、幌の支柱取付用パイプは真鍮パイプを取り付けました。

▼右側の装甲板も左側と同様に薄くし、底板パーツ(M11)は厚いのでプラ板に置き換えました。

▼右側装甲板には砲弾を積載しているため、取付金具はグリフォンのエッチングパーツ(L35025)に代えました。

▼後部装甲板のパーツ(M13)をサイバーホビーのマーダーⅢM型(6472)のパーツ(C21)と比較しました。
グリレK型の方は何故か接合ナットなどが省略していることが確認できます。

▼アメリカのアバディーンにある陸軍兵器博物館に現存する車体を参考にしてキットにディテールを加えました。



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