II号戦車 A,B型
Pz.Kpfw.II Ausf.A, B
製作(2)  Model making(2)
足まわりの製作  Running gear
⚫︎起動輪  Drive sprocket
▼タミヤ(T)とドラゴン(D)のパーツを比較します。

▲歯数はタミヤが26枚、ドラゴンは25枚であり、c型の製作記事で検証したように26枚が正しいようです。(ドラゴンは修正した26枚歯のパーツが付属した製品を発売しているようです。)
▼並べて比較しても、その違いはほとんど分かりませんが、私はドラゴンのキットはT-REXの「PzKpfw II Sproket Set A(for DRAGON)」(TR35056-2)に取り替えることにしました。

▼ドラゴン(D)とT-Rex(R)のパーツ比較

▼タミヤのパーツはヴェスペの作例と同様に歯を固定するナットをマスタークラブの0.6mmナット(MC435053)に置き換えました。


⚫︎履 帯  Tracks
▼ドラゴンのパーツ(D)は起動輪の歯に合わせて設計されているので、タミヤのパーツ(T)と比較して少し大きいようです。



▼ドラゴンのキットは起動輪をT-REXに変えたので、履帯も同社の「PzKpfw II Tracks Common Model」(85004)を用いることにしました。

▼タミヤ(T)とT-REX(R)との比較




⚫︎転 輪  Road wheel
 タミヤ(T)とドラゴン(R)のパーツは同じ大きさですが、ドラゴンのパーツにはメーカー名や溶接跡など細かい彫刻が施され、タミヤのパーツはエッジが立っていてメリハリがあります。

 作例ではそれぞれそのまま使用することにしました。

⚫︎上部転輪 Return roller
 こちらも転輪と同様に、そのまま使用することにしました。


⚫︎誘導輪 Idler wheel
   同じ直径ですが、センターのハブカバー(6個のボルトがある部分)がタミヤのパーツでは一段高くなっています。

 ドラゴンのパーツはその段差がほとんどなく、フランスの現存車両の誤った誘導輪に似ています。

 オリジナルの誘導輪が現存しているロシアとカナダの現存車両のものと検証するとタミヤのパーツ(T)の形状に近いことが分かりました。

 作例ではドラゴンのパーツ(D)を修正することが困難なため、タミヤのパーツを流用することにしました。

懸架装置 Suspension
 タミヤのパーツ(T)が一体成形されているのに対し、ドラゴンのパーツ(D)は2つのパーツで構成されています。

 タミヤのパーツはヴェスペと同様にプラ板で板バネを束ねる部分に手を加えました。


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