グリレK型
Grille Ausf.K
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車台の製作 Chassis
1943年5月にエンジンを中央に配置した自走砲専用車台のプロトタイプが完成しましたが、対戦車自走砲の生産が優先されたため、本車のプロトタイプの完成は11月まで遅れ、12月から生産が始まりました。
この自走砲専用車台は、本車をK型、対空戦車をL型、対戦車自走砲をM型と区分されましたが、基本構造は同一のものでした。
▼これはキットの車台パーツ(X)で、側面装甲板の接合時の溝とリベット(尖頭ボルト?)が見られます。
▼この写真(#1)は実車の工場での様子で、側面装甲板が1枚板であることが確認できます。
▼実車に近づけるため、リベットを削り取り、接合を表現している溝もプラ材で埋めました。
▼さらに、車台側面板の厚さが気になります。
▼タミヤのマーダーⅢM型(255)と比較してみました。タミヤのパーツでは戦闘室部分が薄く成形されていることが確認できます。
▼タミヤに習い戦闘室部分の装甲板のみ薄く削りました。
▲また、車体固定用のナットをプラ板で囲み取り付けました。(ナットは取付が容易な板ナットを用いています。)
なお、エンジンや操縦室は完成後に全く見えなくなることから、作例では製作を省略しました。
▼フェンダー(トラックカバー)はグリフォンのエッチングパーツに代え、ハンダ付けにて組み立て、強度を考慮してアドラーズネストの六角ボルトヘッドを釘代わりにして車体に取り付けて接着しました。
▲また、前部トラベルロックはキットのパーツとアベールのM型用エッチングパーツ(35125)を用い、可動できるようにしました。
▼この時点で走行装置のパーツを仮組みして取り付けを確認しました。キットへはモデルカステンの履帯は特に問題無く取り付けできました。
【出典】 著作権法第32条第1項に基づき、出所を明記して引用しました。
#1.NUTS & BOLTS 22(P.30)
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