自走榴弾砲 ヴェスペ 
"Wespe" GeschuetzwagenⅡ
fuer 10.5cm le.F.H.18/2(Sf.)
完成 Finish of paint
 1943年2月18日付けの陸軍総司令部の通達により戦車の車体色はドゥンケルゲルブ(ダークイエロー)へ変更になったことから、同年2月から生産が始まったヴェスペの工場での塗装は基本的にドゥンケルゲルブと考えてよいと思います。
 そこで、作例ではタミヤのダークイエロー2(LP-55)を吹き付けました。
▼初期生産車両ではダークイエロー単色とし、1号車を示す「A」のデカールを貼りました。(部隊未設定)


▼後期生産車両ではオリーフグリュンの縦縞迷彩を想定してタミヤのダークグリーン2(LP-56)を吹き付け、親衛隊で用いられた戦車のような3桁の数字をのデカールを貼って初期型との差別化を図りました。(部隊未設定)

▼車体後部の黄色の戦術マークは自走軽榴弾砲中隊を、横の「2」は第2中隊を示し、在庫デカールを利用しました。

▲私の作品はミュージーアムモデルを目指しているので、汚しは最小限にしています。

 初期型と後期型の違いが分かる様に部分ごとに並べましたので、各自比較してください。
▼起動輪、誘導輪、バンブストップ・コイル式スプリング


▼予備履帯ラック、フェンダー上の滑り止めパターン、マッドフラップの有無、前照灯が2基から1基に減少、操縦席前部ハッチの雨トイとヒンジの形状


▼駐退復座機の先端カバーの形状、戦闘室側板のボルトヘッドの有無及び天幕取付金具の形状


▼左側の乗降用手すりの位置、履帯連結ピン戻し板の有無、マフラーカバーの有無など


▼戦闘室内の様子




 この他に初期型では操縦席を再現しましたが、ほとんど見えなくなりました。


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