Ⅰ号戦車B型
Pz.Kpfw.I Ausf.B
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戦闘室の製作
Fighting Compartment
○戦闘室の比較
車体の上部構造物のうち、砲塔が載せられいる戦闘室部分をドラゴン、イタレリ、トライスターのキットで比較してみました。幅は基本的に同寸法でしたが、前後長はドラゴン、イタレリ、トライスターの順に大きくなっています(写真31)。
PANZER TRACTS №1-1との図面比較ではドラゴンが短く、トライスターが長いという結果が確認できました(写真32)。
また、砲塔リングの中心位置ではドラゴンはやや前方に、トライスターではやや後方に位置していますが、当時の実車図面では戦闘室のほぼ中央に位置しています。なお、ドラゴンとトライスターの長さ比較では約1.5mmの差がありました(写真33)。
○戦闘室の製作
私はこのパーツ比較の結果や車台の延長、トライスターの砲塔を流用したことなどから、戦闘室もトライスターのパーツを流用することにしました。なお、砲塔の製作と同様にA型からB型に修正する必要があるため、
①
尖頭ボルトをマスタークラブのレジンパーツ(MC435091)で再現し、
②
皿ネジはパッションモデルズの真鍮製0.6mmネジ(P35-001)を孔を開けて埋め込み、
③
アンテナ基部は2mm径のプラ棒に代えました。
④
溶接跡はヒートペンで再現し(写真34)
増加装甲板はトライスターのパーツを薄く削り、マスタークラブの0.7mm径ナットパーツ(MC435054)を埋め込みました(写真35、36)。
なお、起動輪と同様にその後、マスタークラブから0.7mm径キャッスルナット(MC435082)が発売されたため、指揮戦車や4.7cm対戦車自走砲の製作ではそちらを使用しました。
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