II号戦車 A,B型
Pz.Kpfw.II Ausf.A, B
製作(4)  Model making(4)

車台(シャーシ)の製作(2) Chassis(2)
車台後部(2) Rear of Chassis(2)

⚫︎尾灯  Tail Light
 尾灯はクリアーパーツで再現したいと考え、レジン製のディテールアップパーツを製造販売しているマウスモデラーに無理を言って3Dプリンターで試作していただきました。

▼さらに、レジンは透明とオレンジの2種類の樹脂で出力していただきました。


▼A型(タミヤ)には透明パーツ

▼B型(ドラゴン)にはオレンジ色のパーツを取り付けました。

マフラー Muffler
▼タミヤとドラゴンのパーツを比較しました。

▲大きさや形状はほぼ同じでした。
▼排気管が細いと感じたので自作しました。

▼使用した素材はモデラーズの「2mm径フレキシブル丸棒」(絶版)とタミヤの「透明ソフトプラ材2mm丸棒」(70158)で、いずれも熱を加えなくても簡単に手で曲がります。

▼作例ではモデラーズの丸棒を使用しました。

▲マフラーに排気管パーツを取り付けた後、0.25ミリ厚のプラ板で三角の補強板を接着してディテールアップしました。
排気熱シールド Exhaust heat shield
▼各社のエッチングパーツを比較しました。

▲タミヤのパーツはステンレス製と思われ、きれいで変色しないのが特徴ですが、塗装が剥げた場合に目立つ可能性があります。
▼そこで、A型(タミヤ)はボイジャーモデルの真鍮製パーツ、B型(ドラゴン)はキットのパーツを用い、黒染めしました。

▲マフラー本体にエッチングパーツを取り付ける場合、瞬間接着剤が有効ですが、無数の細かい孔に接着剤が入って塞いでしまうのが問題でした。
そこで、アドラーズネストの「リベットヘッド.S(真鍮製)」(ANE-0030、生産終了・店頭在庫のみ)を釘代わりに打ち込んで固定することにしました。
これにより接着強度が確保できたうえに、接着剤で小さな孔がふさがることもありません。
また、黒染めをしたことで塗装も軽く吹き付けるだけなので、塗料で孔をふさぐこともなく、きれいに仕上げることが期待できます。
 なお、この時点では破損防止のため、尾灯とマフラーは車台後部に接着せずに撮影用に仮固定しました。
▼A型(タミヤ)

▼B型(ドラゴン)

足まわりの組立と塗装 Running gear
A型(タミヤ)

▲基本的にキットのパーツのままで組み立てました。
▼塗装は車台側面と懸架装置はガイアノーツのジャーマングレー(221)、足まわりはタミヤのジャーマングレー(LP-27)、ゴムタイヤはクレオスのタイヤブラック(137)を吹き付け、クイックホイール(QW-007)でマスキングしました。

▲塗装後、油彩のローアンバーなどで軽く汚し塗装をして、ウェーブの「T・ケースS」になべネジで固定しました。
B型(ドラゴン)

▲起動輪と履帯はT-Rex、誘導輪はタミヤのパーツを用いました。
▼T-Rexの履帯は左右2種類ありますが、どちらを用いるか説明がないので、赤字で表示しましたので、参考にしてください。

 なお、履板の数(リンク数)は片側110枚を用いました。(ドラゴンの組立説明書では99個、実車のカタログデータは108枚)
▼T-Rexのレジンパーツはタミヤのメタルプライマー(ビン入り)を吹き付けて下地処理してから塗装しました。

▲塗装は車台側面と懸架装置はクレオスのジャーマングレー(513)、足まわりはクレオスのジャーマングレー(514)、ゴムタイヤはクレオスのタイヤブラック(137)を吹き付け、クイックホイール(QW-007)でマスキングしました。

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