自走榴弾砲 ヴェスペ 
"Wespe" GeschuetzwagenⅡ
fuer 10.5cm le.F.H.18/2(Sf.)
製作(9)  Model making(9)
主砲の製作(2) Main gun
平衡機  Equilibrator
 作例の平衡機(へいこうき)のパーツはK59のもので、ピストンロッドの蛇腹式カバーはK59ではパーツが付属していないのでタミヤのパーツを使用しています。
▼なお、平衡機の砲架取付部はタミヤのパーツでは可動させるために大きく実物とはかけ離れているので、作例ではプラ板(白い部分)と真鍮線で自作しました。

 なお、蛇腹式カバーのヒダの数がパーツでは5枚ですが、「Waffen-Revue 67」(絶版)に掲載されている当時の部品図によれば、ヒダの数は12枚なので、できれば修正したいものです。(アハパンのイラストではヒダの数をその資料を参考に描きました。) 
 特に作例の初期型では仰角を上げた状態にしたかったのですが、パッションモデルのエッチングパーツに付属するメタルパーツもヒダの数が5枚だったので、それを修正すべく先折れストローなどの代用パーツを探していましたが、なかなか良いものが見つからず、合同作品展までの完成を優先してキットのままとしました。
防 盾 Gun shield
 以前はエッチングパーツに取り替えていましたが、砲架への接着強度や取付角度の調整が大変なため、最近はキットのパーツを薄くすることで対応しています。

▼ただし、砲両側を防御する装甲板はキットのパーツでは砲架に一体化され、厚みがあるのでプラ板に置き換え、取付ボルトはマスタークラブのボルトヘッドで再現しました。

▲▼薄く削った部分は完成後に見える範囲のみで、装甲板下部はキットのパーツの厚みのままとなっています。

▼防盾内側に装着されている円筒状の収納ケースはAFVクラブの「ドイツ軍光学照準器セット」(AC35006)に換え、フタを留めるクランプはアベールのエッチングパーツにしました。

 防盾を塗装して砲架に取り付けました。
▼キットではその固定用ロッド(赤矢印)が省略されているので、プラ棒(白い部分)で再現しました。 

▼固定用ロッドの取付位置を示す決定的な写真は、なかなか見つからないので毎回苦労しています。

▲今回は現存車両の各方向から撮影した複数の写真に基づいて取り付けたので、今後作られる人は参考にしてください。(続く)

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