④信号弾収納ケース Light and signal rounds 信号弾や照明弾12発(アハパン記載の8発は誤り)を収納したケースで、現存車両では失われていますが、他の自走砲と共通なので参考になります。 ▼タミヤのリニューアルキットでは追加されていますが、上面写真などから照合した結果、奥行が足りないと感じたので1mm厚プラ板にてボリームアップしました。また、フタの留め具は、これまではエッチングパーツを用いていましたが、立体感に乏しいと感じていたので、今回はマウスモデラーの「OVMクランブ 後期型」(mv35-002)に付属しているパーツを取り付けました。
▲塗装によってマウスモデラーの立体感があるパーツが際だって見えるようになりました。 なお、実車ではこのケースの横には信号拳銃(ホルスター入り)が取り付けられていましたが、作例では省略しています。 ⑤MP38/40用マカジン収納パウチ Magazin poch for MP38/40 現存車両ではフックが残されており、実車マニュアルの写真ではMG34用の弾帯袋が写っていますが、私は他の自走砲の例からMP38/40用マガジン(弾倉)を収納した車載用パウチだと推定してしました。(詳細は考察雑記帳の「MP38/40マガジン用パウチの考察」) ▼Fはボイジャーモデルのエッチングパーツで、GはK59プロダクツの「Marder3 ausf.H」(C-013)に付属しているパーツです。
▲Lはボイジャーモデルのエッチングパーツに含まれているレジン製パーツで実物とは異なります。Mは1120プロダクツの「German Radio FuSprach a/d,f」(Z-02)のレジン製パーツで忠実に再現されているので、作例ではこのパーツを用いました。 ▼塗装後、パッションモデルズの「ヴェスペデカールセット」(P35D-006)のデカール(メーター、注意書きの赤文字「Feind hört mit !(敵が聴いているぞ!)」、変圧器の銘板)を貼ることで精密感を増すことができました。
Nはタミヤのパーツ(E12)、Oは1120プロダクツの「German Radio FuSprach a/d,f」(Z-02)のレジン製パーツで、共に23a型車内通話装置(Kst.Pz.Nr.23a)を再現しているようです。また、Pはボイジャーモデルのエッチングパーツに含まれているレジン製パーツ、Qは前述の1120プロダクツのパーツで、こちら2つは23型車内通話装置(Kst.Pz.Nr.23)を再現しています。本車では23a型又は23型のいずれかが搭載され、23a型は12Vの電気を230Vに昇圧する増幅器を内蔵しているのが特徴です。 ▼作例では23型を選択し、コードを取り付け、初期型と後期型では色を変えて塗装しました。